母の日とは?いつ?
由来と歴史から知ってみませんか?
母の日とは、いつから始まった行事なのか、漠然としか知らないという方も多いと思います。
今回はそんな母の日の起源を由来や歴史からご紹介させていただきますので、ぜひご覧ください。
母の日とは?
母の日とは、日頃炊事洗濯をしてくれたり、お仕事を頑張ってくれたりしているお母さんへ、日々の感謝を表す日です。
母の日がいつなのか、皆さんは覚えていらっしゃいますか?
日本での母の日は5月の第2日曜日に祝われます。毎年日付が変わる移動型の祝日ですから、母の日はいつ?と毎年疑問に思われる方がいらっしゃるのも無理はありません。
5月、日曜日、中ごろ、前半と切り分けて覚えるようにすれば忘れにくいので、ぜひ覚えておいてください。ちなみに今年2018年の母の日は「5月13日」となっていますので、お忘れなく母の日のプレゼントを用意してあげてください。
日本の母の日の起源は実は日本ではなく、日本とも関わりの深い国「アメリカ」にあります。そんなアメリカでの母の日は1900年頃と、今から100年以上前に始まりました。
当時のアメリカは南北戦争中で、そんな戦争の最中にアン・ジャービスという一人の女性がおりました。アンは戦争中、敵味方問わず、負傷兵を助け、多くの人を救いました。
そんなアンの死後2年が経った1907年5月12日、アンの娘アンナが亡き母を偲び、母が教会で日曜学校の教師をしていたことから、教会で記念会を開きます。アンはその時、母の好きだったお花である白いカーネーションを贈りました。
その際、亡き母に贈ったカーネーションが白だったことから、母の日に存命のお母さんにカーネーションを贈る際は差別化として赤のカーネーションをプレゼントするようになったのです。
日本では1913年に青山学院にて「母の日礼拝」を行ったところ、アンナ本人からメッセージが届きました。当時の学院に居た女性宣教師たちはそのメッセージに感銘を受け、熱心に母の日の尊さを伝えました。その結果、日本で徐々に母の日が定着していくようになったのです。
世界の母の日の起源とは?
母の日は世界的に行われている行事ですが、国によって起源は異なります。先ほどもご紹介させていただいた通り、アメリカと日本の母の日の起源は同一のものでしたが、イギリスなど他の国になると、また違った起源になるのです。
イギリスやアイルランドでの母の日は「マザリングサンデイ」と呼ばれています。マザリングサンデイでは日本で言うカーネーションの代わりに、ラッパズイセンと呼ばれるお花をプレゼントします。
マザリングサンデイのマザーとは母親という意味に加え、教会という意味も持っており、奉公に出ている子どもたちが親元に帰省して、家の近くの教会へお祈りを捧げる日とも言われています。
マザリングサンデイはキリストにまつわる祝日でもあり、復活祭の3週間前に祝われる移動型の祝日でもあります。また、日本とは違ってお花以外にシムネルケーキを食べるところまでが習慣とされていることも特徴的ですね。このシムネルケーキとはキリスト由来のケーキです。
オーストラリアでも母の日が5月の第2日曜日にあるのですが、日本とは違いオーストラリアはこの時期季節が秋です。ですので、開花時期のお花も当然日本とは違います。
オーストラリアでは秋のお花として菊を贈る習慣となっています。これはキク属のことをクリサンセマムと呼ぶことから、クリサンセマムのマムをとって、マム=お母さんという掛詞のような意味から、母の日に贈るお花として選ばれました。
オーストラリアでの母の日が始まったきっかけは、女性老人ホームを訪ねたとある女性が、孤独に余生を過ごす、誰かのお母さんだった方々に出会ったことが始まりでした。
そんな女性たちを喜ばせるために贈り物を贈る習慣が生まれ、次第に母の日として定着していったことがオーストラリアでの母の日の起源とされています。
国によって起源は異なるものの、どの国でも母を敬うという気持ちは変わらぬものだということはとても良いことですよね。
母の日のお花の変遷
母の日のお花と言えば昔はカーネーションという印象でしたが、昨今ネットが発達して情報が多数発信されるようになってからは、バラやアジサイなどがいつの間にか、母の日の定番のお花となっていました。
明確な理由ではありませんが、ネットで花言葉の情報などを簡単に仕入れることができるようになり、バラやアジサイの花言葉を気軽に知ることができるようになったことが、母の日の定番のお花が増えた理由の一つかもしれません。
昔から押し花という形でのお花や、造花という形のお花はありましたが、昨今ではプリザーブドフラワーという、長期保存加工された生花というものも生まれ、母の日に贈るお花の選択肢も多様化されてきました。
ある意味では、お花を束ねただけの花束から、可愛らしい束ね方をしたブーケ、そして籠などに生けたフラワーアレンジメントと、お花の魅せ方というものも進化を遂げて選択肢が増えているといえるかもしれませんね。
少し変わり種なお花のプレゼントでいえば、母の日にお花そのものではなく、お花の種を贈るというのも、ある種の選択肢の一つかもしれません。もっと言えば、お花畑にお母さんを連れて行ってあげて、壮観なお花畑の景色を贈るというのも、お花のプレゼントと言えるかもしれませんよ。
こうして考えるとお花をプレゼントすると一口に言っても、プレゼントの形態は非常に豊富です。ですから、お花を毎年贈ることにマンネリを感じてきてしまった方も、見方を変えればこんなにも色々なお花のプレゼント方法がありますので、マンネリを感じてしまった時にはご紹介させていただきました方法をぜひお試しください。
母の日に大切なこととは?
母の日の起源を知って、皆さんの中で母の日への思い入れがより深まり、母の日に対する新しい考え方が生まれていれば幸いです。母の日を毎年の恒例行事とルーチン化せずに、ぜひ一年一年新鮮な気持ちで、母の日をお祝いしてあげてください。
母の日と言えばカーネーションを贈るのが定番ではありますが、大事なことはモノを贈ることではありません。大事なのはお母さんに気持ちを伝えることです。感謝の気持ちをお母さんに伝えつつ、ぜひお母さんとの時間を母の日だけでも十分に作ってあげてください。
きっと皆さんのお母さんはプレゼントだけ贈られてきてお祝いされるよりも、他愛ない時間で良いので、お子さんと一緒に過ごす時間が長い方が喜んでくださるかと思います。
忙しい世の中ではありますが、母の日だけは安息日としてぜひお母さんの隣に居てあげてください。
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