母の日のプレゼントはムーンダストで決まり!
母の日のプレゼントといえば「幸福」を象徴するカーネーションが人気ですが、今回は珍しい青いカーネーション「ムーンダスト」について、お花の特徴や花言葉等についてご紹介してまいりたいと思います。
ムーンダストとは?
母の日の定番であるカーネーション。従来は赤やピンク、白のカーネーションが主流となっていました。
特に赤のカーネーションには「母への愛」という花言葉が込められており、日頃の感謝の気持ちや尊敬の意を伝える意味で、またたく間に世間一般に浸透していきました。
ちなみに白のカーネーションには「私の愛は生きている」という花言葉があり、亡くなったお母さんに捧げるお花として用いられることが多いです。
そんな中、世界で唯一の「青」のカーネーションが注目を集めるようになりました。
青いカーネーション「ムーンダスト」は20世紀も終わりの頃、日本の大手酒造メーカーとオーストラリアの植物工学企業が共同で研究し、開発された新しい品種です。
もとよりカーネーションは青色の色素を持たず、自然界に青系統のカーネーションは存在しませんでした。
しかし、ペチュニア等の青いお花から青色色素をつくる遺伝子を採取し、それをカーネーションの遺伝子に組み込むことで「世界初」の青いカーネーションを実現。
言葉でいうと簡単そうに思えますが、実際は研究の着手から完成まで実に5年以上の歳月を費やしたとされています。
そして、美しい青の輝きを放つカーネーションは「ムーンダスト」と名付けられ、日本では1997年に市場に出回るようになりました。
ちなみにムーンダストという名前は、「月のように柔らかな包容力をもったお花になりますように」という想いからつけられたとされています。
このようにバイオテクノロジーによって開発されたお花が商業化されたのは、ムーンダストが世界で初めてだそうです。
ちなみに、実際にムーンダストを見たことがない方は「空色」のような青を思い浮かべるかもしれませんが、どちらかというと紫に近い青となっています。
その為、いかにも人工物といったような不自然さは一切なく、他のお花と組み合わせても違和感なく溶け込むようになっているのです。
母の日にムーンダストがおすすめされる理由
母の日にカーネーションを贈る習慣は昔から根強く残っており、今回お話しているムーンダストも母の日におすすめのお花として近年特に人気を集めています。
ムーンダストは、気品の高さを感じさせる美しい青色が非常に印象的で、思い出に残るプレゼントとしてうってつけのお花です。
そんなムーンダストには、生態にもちょっとした特徴があります。
カーネーション自体、他のお花と比べて非常に丈夫で日持ちしやすいお花として知られていますが、その中でも特にムーンダストは長期間美しい姿を保ってくれます。
長ければ一ヶ月以上、その鮮やかな青を彩り続けてくれるムーンダスト、その逞しさも母の日のプレゼントとしておすすめされる理由の一つですね。
そんな、強い生命力を感じさせてくれる青いカーネーション、ムーンダストの花言葉は「永遠の幸福」です。
カーネーションそのものに母への愛という花言葉がありますが、そこに「末永く元気で、幸せでいてほしい」という想いを一緒に込めることで、更に深い愛情を伝えることができるでしょう。
このようにムーンダストは母の日のプレゼントとして最適ですが、もちろん誕生日や敬老の日、あるいは還暦祝いのプレゼントにもおすすめとなっています。
ムーンダストの種類
世にも珍しい青色のカーネーション「ムーンダスト」ですが、大きく分けて2つの種類に分けられます。
一本の茎に大きなお花をつける一輪咲きのスタンダードタイプと、小さなお花が沢山開くスプレータイプです。
スタンダードタイプには、淡く上品な色合いのアクアブルー、ほんのり赤みのかかった柔らかい印象のライラックブルー、深みのある青紫のプリンセスブルー、濃厚で質感のあるベルベットブルーと、4種の色が存在します。
そしてスプレータイプには、深みがあって高級感のあふれるサファイア、淡く艶やかな透明感のあるアクアマリンの2種の色が存在します。
いずれも紫に近い青系統のお花という共通点がありますが、それぞれ見比べてみると印象が違って見えます。
余談ですが、結婚式で花嫁が青いものを身につけると幸せが訪れる「サムシング・ブルー」という言葉がありますが、ムーンダストはまさに「幸せの青いお花」として母の日にも最適なプレゼントといえるでしょう。
自由自在にフラワーアレンジメントを
ムーンダストの魅力といえば、なんといっても他の色のお花では表現できない、奥深い清らかさとミステリアスさを兼ね備えた美しさです。
そんなムーンダストはフラワーアレンジメントにも最適です。
上述の通り、ムーンダストは品種によって色の濃さや色味が違うため、それぞれの品種を組み合わせてアレンジメントすることで、色鮮やかなグラデーションを演出することができます。
あるいは、他の色のカーネーションと組み合わせてカラフルなアレンジメントを施すのもいいかもしれませんね。
ムーンダストは他のお花に比べても変色しにくく、長く美しい色を保ってくれるので、フラワーアレンジメントもしやすいという魅力があるのです。
何より、ムーンダストは誕生してからまだ20年ほどしか経っておらず歴史が浅いので、存在を知らないという方も少なくないでしょう。
そういう意味で、青のムーンダストを含んだカーネーションのアレンジメントは見た目のインパクトも大きく、記憶に残るプレゼントを演出することができますね。
母の日の思い出をムーンダストに込めて…
母の日にカーネーションのプレゼントを贈るという文化は、日本のみならず世界中で慣習となっています。
しかし毎年訪れる母の日に、いつも赤のカーネーションばかりというのもつまらない、そう感じる方もいるかもしれません。
そんな方は是非、今回ご紹介した青のカーネーション「ムーンダスト」をプレゼントとして用意してみてください。
カーネーションは色によって花言葉も違ってきますが、ムーンダストにも赤のカーネーションと同じように、お母さんへの深い愛情が感じられる素敵な花言葉が込められています。
もとより青は聖母マリアのシンボルカラーといわれており、幸せを象徴する色とされています。
「永遠の幸福」を意味するムーンダストは、母の日における最高のプレゼントといえるのではないでしょうか?
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