母の日にヒマワリを贈って
お母さんを笑顔にしましょう!
母の日には、太陽のようなヒマワリを贈ってみてはいかがでしょうか?
定番とは少し違ったお花で、お母さんへの感謝の気持ちを伝えましょう。
ヒマワリと太陽
ヒマワリの名前の由来をみなさんご存知でしょうか?
実はヒマワリの名前の由来には、太陽が深く関わっているのです。
ヒマワリは太陽の動きに合わせて、後を追うように向きを変えます。
このように、太陽の動きに合わせてお花が回るように見えたことから、「ヒマワリ」という名前が付いたのです。
ヒマワリが太陽を追うような動きをするのは、お花が成長していく運動によるものです。
ヒマワリの茎には、植物の成長ホルモンであるオーキシンが含まれています。
このオーキシンという成長ホルモンが、ヒマワリの太陽を追いかける動きに大きく関係しています。
オーキシンは太陽の光が当たらない場所に集まり、その部分の茎を成長させます。
ですので、太陽の光が当たらない部分の茎の方が、光の当たっている部分の茎よりも早く成長します。このため、ヒマワリは太陽の動きを追いかけているように見えるのです。
ですが、ヒマワリが太陽に向かう動きは、お花が大きくなっていく成長の盛んな時期にだけ見ることのできる動きです。つぼみが開き、お花が成長しきると太陽を追いかける動きもなくなります。
太陽を見続けながら大きく成長していく姿は、まさに太陽のお花と言えます。
お花の形や色も可愛らしく、元気なお母さんへのプレゼントにピッタリですね。
ヒマワリの歴史
太陽のように明るい黄色の花びらが可愛らしいヒマワリですが、そもそもヒマワリというお花はどこからやってきたのでしょうか?
ヒマワリは北アメリカ大陸西部が原産地であると考えられていて、古代から育てられていたというとても古い歴史を持ったお花です。
古代の北アメリカ大陸西部にはインカ帝国があり、そのインカ帝国でヒマワリは貴重な食料として重宝されていました。ヒマワリの種をすりつぶしたものが主食として食べられ、種から取れる油は食料だけでなく、住居の材料として利用されていたとも言われています。
またインカ帝国では、ヒマワリを太陽の象徴として崇めていました。
インカ帝国時代に築かれた神殿にはヒマワリのお花が飾られ、ヒマワリのお花を象った模様が神殿に刻まれていたとも言われています。
1510年にはアメリカ大陸を植民地化したスペインがヒマワリの種を自国に持ち帰り、初めてヨーロッパにヒマワリが持ち込まれました。そして17世紀頃には、フランスやイギリスといった他のヨーロッパの国々にも、ヒマワリが広まっていったのです。
日本にヒマワリがもたらされたのも、17世紀頃の江戸時代と言われています。
世界中に広まったヒマワリは、多くの人々に愛されるお花となりました。
太陽のように明るく可愛く咲くヒマワリは、見ているだけでも私たちを元気にしてくれますね。
ヒマワリの花言葉
ヒマワリの花言葉は、ほとんどがポジティブな言葉となっています。それは、多くの人がヒマワリに「太陽の花」というイメージを持っているからでしょう。
ヒマワリ全般に共通する花言葉は、「私はあなただけを見つめる」というものがあります。情熱的な言葉ではありますが、お母さんへの強い愛情も表してくれる花言葉ですね。
ヒマワリの花言葉は、色だけでなく贈る本数やお花の大きさによっても違ってきます。
ここからは、様々なヒマワリの花言葉をご紹介していきます。
ヒマワリ全般に共通する「私はあなただけを見つめる」という花言葉は、あるギリシャ神話が由来となっています。それは、水の女神クリュティエと太陽神アポロンの神話です。
水の女神クリュティエは、太陽神アポロンと出会い、その美しい姿に一目惚れをしてしまいます。
しかしアポロンには心に決めた相手がいて、クリュティエの想いは決して届くことはありませんでした。
失恋したクリュティエは嘆き悲しみ、涙を流し続けながらアポロンの化身である太陽を見つめ続けました。そしてクリュティエの姿は、いつしか可憐なヒマワリのお花となっていたのです。
この由来の他にも諸説ありますが、太陽の化身であるアポロンを見つめ、愛し続けるクリュティエの姿から、「私はあなただけを見つめる」という花言葉が生まれたのだとされています。
◆白いヒマワリの花言葉
白いヒマワリには、「ほどよき恋愛」という花言葉がつけられています。
これは真っ白なヒマワリにつけられた花言葉で、黄みがかかった白いヒマワリには「あなたを思い続けます」という花言葉がつけられています。
一途な想いを表す花言葉ですので、お母さんへの変わらない愛情を伝えることができるお花ではないでしょうか。また黄色いヒマワリと合わせて花束にすれば、鮮やかな黄色がより強調された花束となりますね。
ヒマワリの中でも、小さなお花を咲かせるものがあります。
サンリッチオレンジと呼ばれる品種で、日本が開発した品種のヒマワリです。
現在では、ヨーロッパを中心に世界中で愛される品種となっています。
小さなヒマワリには、「素敵」「光輝」「愛慕」といった花言葉がついています。
どんなシーンにも合う花言葉を持っていますが、母の日にプレゼントすればいつまでも素敵なお母さんでいて欲しいという願いを込めて贈ることができますね。
また、大きなお花のヒマワリではたくさんの本数を使って花束を作ることは難しいですが、小さなヒマワリですとたくさんの本数でも花束を綺麗にまとめることができます。
ヒマワリはバラと同じように、贈る本数によっても花言葉が変わります。
・1本 「一目惚れ」
・3本 「愛の告白」
・7本 「密かな愛」
・11本 「最愛」
1〜7本のヒマワリの花言葉は、恋の告白のシーンに最適ですね。
11本のヒマワリでは「最愛」という花言葉となり、母の日のプレゼントにピッタリな花言葉となりますね。
本数や色で、ヒマワリの花言葉は少しずつ変わっていきます。
普段は恥ずかしくてお母さんに言えないような日頃の感謝の言葉やたくさんの想いも、花言葉を通じて届ければ素直にお母さんへ伝えることができるはずです。
後書き
ヒマワリのお花を母の日にプレゼントする時は、ヒマワリの色や本数の花言葉を思い出して、お母さんに贈る花束を作ってみてはいかがでしょうか? きっと、忘れられない母の日のプレゼントになるはずです。
小さな太陽のように可愛く咲き誇るヒマワリは、母の日のプレゼントにも最適ですね。またヒマワリは太陽の象徴として崇められていたように、見る人を元気にするパワーを持ったお花でもあります。母の日にヒマワリのお花を贈って、お母さんに元気を届けてあげましょう。
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