胡蝶蘭はお祝いにもお悔やみにも。
お花はベストタイミングで贈る
胡蝶蘭はお悔やみ事で贈るのにもふさわしい、ということはご存知でしたか?お祝い・お悔やみのために、いつ胡蝶蘭を贈るのがベストなのか見ていきましょう。
胡蝶蘭を開店祝いに贈りたい!
胡蝶蘭は開店祝いとして大変人気です。胡蝶蘭がお店に飾られていれば「開店祝いかな?」と推測できるくらいに開店祝いとしてメジャーなお花ですね。
なぜお祝いに適しているかというと、花粉が飛ばないこと、香りがきつくないことが挙げられます。特に飲食店の開店祝いだと、出される料理の邪魔をしないという点で、香りがないほうが好ましいのです。
胡蝶蘭は花持ちがよいことに加え、お世話も楽です。
胡蝶蘭は、ひらひらと花びらが落ちることがあまりありません(お花ごとボトッと下に落ちるイメージです。)ので、周辺の床のお掃除が楽なのです。水やりも頻度多くする必要がないので、開店後慌ただしい相手にとってはうれしいですね。
開店当日はバタバタすることが予想されるので、避けたほうが無難です。そのため、開店前日に着くよう贈るほうが望ましいのですが、贈る相手が開店前日に不在だった場合、届けられずに結局忙しい当日に到着、なんてことになりかねません。
そういったトラブルを防ぐためには事前に贈り先の受け取り可能日時を尋ねておくことが必要なのですが、お祝いですから、当日に驚かせたいという考えがあるかもしれませんね。ならば、お花は事前に確認の上発送しておき、当日ちょっとした手土産を持って顔を出してあげるとよいでしょう。
胡蝶蘭は高級花ですので、開店祝いに贈られたお店としてはその美しさがうれしいばかりでなく、「こんなに高級なお花を贈られるお店」という一種の信頼感をお客様に示すことができます。
そのため、重要な取引先に安っぽく見えるお花を贈るのは、相手を立てる意味でも、相手のお店のイメージ向上の意味でも、開店祝いとしてお勧めできません。
知人が店をオープンしたという場合なら、1万円程度の胡蝶蘭でも差し支えないですが、取引先などの開店祝いならば少なくとも2万円以上の胡蝶蘭を選んでおきたいところです。
胡蝶蘭を贈る時に押さえたいマナーとは
開店祝いで胡蝶蘭を贈る時にはどんなことに気を付ければよいのでしょうか。基本として、開店祝いでは相手のお店についてよく考えられた贈り物が喜ばれるでしょう。ここでは、胡蝶蘭を開店祝いで贈る際のタブーやマナーについて考えてみます。
お悔やみ・お供えに胡蝶蘭を贈る
切花としての胡蝶蘭は、お彼岸やお葬式でのお供え用のお花としても利用できることを知っていましたか?
お祝いらしい華やかなイメージを備えている胡蝶蘭なので、意外かもしれません。ですが、胡蝶蘭は落ち着いた優美さも持ち合わせているので、弔事の場にも対応できてしまうのですね。
弔事に適する点として、胡蝶蘭の花持ちのよさも挙げるべきでしょう。これは慶事で喜ばれる点でもありますね。
お彼岸におはぎなどの日持ちしにくい食べ物を贈ることもありますが、胡蝶蘭であれば、一カ月程度お花の美しさを楽しめます。
法要や法事の場合、お供えのためのお花は前日までに相手の自宅に到着するようにしましょう。送り先が自宅外になる場合は、いつ送ってよいのか事前に調べておくのが無難です。
意識するのは、相手の手を煩わせない到着日時設定です。お花を飾るための時間も考慮して発送するのが望ましいです。
お彼岸の場合、彼岸の「入りの日〜中日まで」に到着するように発送しましょう。
どんな場合であれ、受け取る相手には都合のよい日を確認しておくほうがスマートだと思います。
お供え用で胡蝶蘭を購入する際には白色で大輪の胡蝶蘭を勧めてくれるお店がありますが、実際、特に故人の好みやこだわりがないようであれば、この「白色大輪」胡蝶蘭を選ぶのがよいでしょう。
お供え用の胡蝶蘭、と伝えておけば、適したラッピング(白色基調にするなど)をお花屋さんのほうで手配してくれると思います。
お花を届ける相手の保管場所の広さによっては、ややサイズ小さめのミディ(中型)胡蝶蘭を選ぶのも気遣いとして好ましいでしょう。
「故人の好みやこだわり」がなければ白色の胡蝶蘭で、と上述していますが、「白色でなくてもよいの?」という疑問がわいてきますよね。これは少し難しい問題です。お供え用に選ぶお花のマナー全般について、考えていきましょう。
胡蝶蘭をお供え用に渡す時のマナーとは
お供えのためのお花について気を付けるべきことはいくつかありますが、意外にうろ覚えのところがあるかもしれません。 以下、胡蝶蘭を渡すときだけでなく、ほかのお花をお供えする時にも役に立つ知識をピックアップしていますので、参考にしてくださいね。
そもそも、お供え用のお花は何を選んでもよいのかというとそうではなく、たとえアレンジメントのメインでなかったとしても、「香りがきつい」とか「とげをもっている」お花などは敬遠されます。
とげ、と聞いてすぐに思いつくものでは、バラがありますね。美しいですが、バラは一応タブーということになっています。
また、白色をベースとした赤リップの胡蝶蘭は紅白カラーになってしまい、むしろお祝い向けの色合いです。そのため、お葬式などの弔事にはあまり向きません。
故人のために選んだ胡蝶蘭をどのように渡すのかも大切です。弔事にはスタンド花でもアレンジメントでも構わないのですが、鉢植えは避けましょう。仏教信仰の厚いご家庭で、お供えに鉢植えのお花を渡すことはタブーとされる可能性があるためです。
故人の好きだった色・種類のお花を贈りたいと考えることもあります。これは、宗教や故人のご家族のことも考慮した上であれば、許容されうるでしょう。
故人への想いを贈るという観点から考えれば、白色に赤リップの胡蝶蘭だって構わないかもしれないですし、故人がピンク色を好きならピンク色のお花でもいいのです。
故人がバラの花を育てることが本当に好きな方であったなら、それもお贈りしてはいけないわけではありません。ただし、バラを贈るならとげは取ります。
ちなみに、故人に関し、お亡くなりになってから数年が経過している場合、法事でのお花に故人の好みの色を選ぶのは問題ないでしょう。
ただ、あえて鉢植えの胡蝶蘭を選択するというようなことは、しないほうが無難です。同時に、宗派に関する理解もあったほうが望ましいです。
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